

(千年女優オリジナルサウンドトラックより)
ダークでアンビエント。得体の知れない液体から泡が出てきては割れていく様子を淡々と描いているようで、ここが異次元であるかのような不思議な雰囲気を醸し出す。しかし、平沢進特有の目の粗い電子音が背後からうっすらと聴こえはじめ、そしてゆっくりと着実に全体を浸食しはじめると、その心地良い不思議体験に身をゆだねていることが危険だということがわかってくる。ショートフィルムのメイン楽曲になっててもおかしくないぐらい映像が目に浮かぶ作り。もう少し夢見心地でいたいのにやかんから出るスチームのような音とともに曲が突然終わり、まるで悪夢の結末に堪えられないかのように目が覚めてしまう。曲が短いのが残念。
★★★☆☆
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