
(アルバム救済の技法より)
歪んだキック、さらにヒステリックなハット音がアクセント的に加えられて、リズム群だけだとかなりダークでインダストリアル。それなのに全体として暖かみがあり、ゆったりとした時間の流れを感じさせるのは、やわらかくパステル調のメロディと平沢進のやさしい歌声のおかげだろう。曲も割と長めで平沢進が歌っているのも全体の半分程度かな。歌として聴く人には少し物足りないのかもしれないけどインストゥルメンタルとしてきれいだしグルーヴ感があってかなりよい。特に後半のメロディが幾重にも重なって消えてゆくような切ないシーケンスと、その間絶えず鳴り響く力強いリズムのコントラストに心が揺さぶられる。聴き終えて涙を流していたなんてこともしばしば。アルバム救済の技法で一番好きです。
★★★★★
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