平沢進 / 時間の西方 

平沢進 / 白虎野

(アルバム白虎野より)

重厚感のあるドラムロールとオーケストラ、ドラマティックな混声コーラスで何かが始まる予感、そこへ空間位相の異なる立ち位置より平沢進にスポットライトが当たる。例えるなら全体写真撮影時に一人欠席してしまったために右上にぽつんと付け加えられた児童の一人舞台。主人公はキミだ。低い電子音が延々とうねり、触れることの危険性を瞬時に察知させるほどのポテンシャルを保ったまま舞台を支え続ける。少し詰まり気味のリズムが緊迫感を与えつつ、平沢進が狂気じみた裏声を用い合唱と溶け込み最高潮を迎える。いいぞいいぞ。

★★★★★

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